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訪問看護におけるプライバシー保護について

訪問看護,イメージ

訪問看護を受ける家族の存在を知られたくない、病気であることや看護が必要なことを知られたくない、病状が重いと思われたくないなど、患者さんやご家族によってさまざまな不安を抱えている方がいらっしゃいます。

知られずに訪問看護が受けられるのか、プライバシー保護の状況について見ていきましょう。

目次

徹底したプライバシー保護

患者さんやご家族などの氏名や年齢、職業などの個人情報をはじめ、患者さんの病名や病状、介護度やケアの状況といったセンシティブ情報は、重要なプライバシーとして保護を徹底しています。

訪問看護の依頼をされているご家族以外の別居のご家族や親族をはじめ、職場の方を名乗る方から、病状などの問い合わせがあっても、一切応じることはありません。

そもそも、訪問看護を利用していること、そうした患者様がいることも、一切返答しないのがルールです。

訪問看護に訪れると、稀にご近所の方などから、状況を尋ねられることがありますが、一切お答えすることはありませんので安心してください。

ただし、警察の捜査など公的な権限や法令上、回答が求められる場合は、それに従う必要があります。

知られずに訪問看護を受けることはできるのか

訪問看護をご近所などに知られずに受けたいというニーズが稀にありますが、これに関しては難しいことがあります。

もちろん、訪問看護事業所のスタッフが、ご近所の方に訪問看護の利用について話すようなことは一切ありません。

その点のプライバシー保護は徹底されています。

ただ、訪問看護サービスを提供するには、訪問看護の名称を明示した車両で訪問すること、スタッフが衛生を保ち、適切な看護ができるようにユニフォームを着用するため、それを偶然見たご近所の方に気づかれることがあります。

名称がない車で来てほしいというご希望をいただいても、個別の対応が難しいのが現状です。

1日に何件も訪問するため、1件だけ特別待遇して別の車に変えるわけにはいきません。

この点、訪問看護の車など在宅医療や在宅介護に関わる車は、適切な医療や介護をスムーズに提供できるよう、訪問先に駐車場所がなく、駐車禁止場所に駐車せざるを得ない場合、状況に応じて警察署長の駐車許可を受けることが認められています。

マンションなど共同住宅であれば、どのお住まいに訪問したかわかりにくいケースがありますが、一戸建ての場合はご近所の方に気づかれるケースが少なくありません。

ご近所の方に気づかれない訪問時間帯にしてほしいと言うニーズがありますが、傾向として、平日の日中は通勤、通学されて留守の方が多く、高齢者もデイサービスなどで留守の方が多いので、逆に見つかりにくいです。

仮にご近所の方に見つかり、尋ねられることがあっても、誰が訪問看護を必要としていて、どのような状況にあるかをお話しすることは一切ありませんので安心してください。

まとめ

まとめ,イメージ

訪問看護に携わるスタッフが、患者様やご家族様のプライバシー保護を徹底しています。

ご親族や職場関係者、ご近所の方に尋ねられても、お答えすることは一切ありません。

自宅に専門スタッフが訪問するというサービス上、ご近所の方に一切気づかれずに訪問することは難しいですが、一切お話しすることはありませんので安心してください。

以上、訪問看護におけるプライバシー保護の徹底についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

佐仲 未希のアバター 佐仲 未希 管理者,看護師,終末期ケア専門士

病院での経験を活かし、在宅医療にもシームレスなサポートが提供できるように努めて参ります。
利用者様が安心して在宅生活を送ることができるように、チームワークを駆使して24時間365日サポートさせて頂きます。

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