訪問看護サービスをご提供している私たちは、地域の皆さまの健康と生活の質を支えるため、日々全力で取り組んでいます。
今回は、伊丹市在住の80代の方(以下Aさん)のケースを通して、訪問看護とリハビリがどのように役立つかをご紹介します。
Aさんは80代になっても意欲的に生活を送られている方です。
しかし最近、皮膚の褥瘡(じょくそう)が進行しやすくなり、歩行に不安を感じることも増えてきたため、訪問看護サービスと訪問リハビリをご利用いただくことになりました。
目次
訪問看護の取り組み
訪問看護師は、まず褥瘡の処置を定期的に行うことからスタートしました。
以下の点に重点を置いて対応しました。
- 褥瘡のケア:消毒や軟膏の塗布。
- 予防策のアドバイス:寝る姿勢やクッションの使い方を提案。
- 栄養管理:治癒力を高めるための食生活についてもアドバイス。
これにより、Aさんの褥瘡は改善の兆しを見せ、感染症のリスクも大幅に軽減できました。
訪問リハビリの取り組み
リハビリの専門家は、AさんのADL(活動の基本動作)訓練と歩行訓練を進めています。
- ADL訓練:着替えや食事動作の練習を行い、自立した生活をサポート。
- 歩行訓練:安全に歩行できるよう、下肢筋力の強化やバランス感覚を鍛える運動を実施。
これにより、Aさんは短距離なら杖を使って自分で歩けるようになり、外出への意欲も高まりました。
デイサービスとの連携
現在、Aさんは週に数回、リハビリ特化型のデイサービスにも通われています。
訪問看護やリハビリの成果をデイサービススタッフと共有し、一貫性のあるケアを提供しています。
- デイサービスでは、訪問看護で学んだ体位変換やストレッチをさらに深めるプログラムを受けています。
- 外出の楽しみが増え、日常生活にも活力が戻ってきました。
高齢者の方が安心して生活を続けられるよう、私たちはこれからも皆さまを全力でサポートしてまいります。